平戸諸島

長崎県の北部に位置する島々で、西は宇久・小値賀群島から東は伊万里湾の鷹島に至り、東西約100kmの広大な海域に散在している。恵まれた自然環境の中にあり、文化財に指定されているアコウ樹（鷹島）や九州鹿（野崎島）など、貴重な動植物も多く生息している。歴史的にも重要な役割を担った地域で、鷹島は元寇の激戦地、大島は元寇の戦場となったほか倭寇の中継地でもあった。宇久島・小値賀島は遣唐使の寄港地、捕鯨基地でもあり、黒島（佐世保市）はキリシタンの移住地と、歴史にかかわる多くの史跡などが各地に残る。

※掲載情報は2011年1月28日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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