旧岸名家

代々材木商であった新保屋惣助の住宅で、近辺は幕末から明治にかけて三国湊の商業の中心であった。主屋は三国独特の建築様式の「かぐら建て」で、近年修復工事が行われ、ほぼ旧状に復元された。一階前面には大戸や蔀戸（しとみと）が備えられ、畳敷の部屋は華やかな中にも落ち着いた伝統的な色彩の土壁が塗られており、国登録文化財として登録されている。なお、二階には三国ゆかりの文学者と俳諧関係資料の展示がある。三国独特の商人文化に接することができる施設である。

※掲載情報は2007年12月20日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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