大森貝塚遺跡庭園

大森貝塚は、縄文時代後期から晩期（約4400～2300年前）の遺跡で国指定史跡。アメリカ人の動物学者モース博士が、明治10年（1877年）に汽車の窓から発見したエピソードが有名で、同年、博士自身が発掘を行い、日本初の発掘報告書を出版したことから、「日本考古学発祥の地」と称される。その後の発掘調査で貝以外にも、住居址、土器や石器、装身具、魚や動物の骨、植物などが大量に見つかっている。現在は、大森貝塚遺跡庭園として整備され、大森貝塚碑やモース博士像、縄文時代や大森貝塚について学習できる貝層の剥離標本などがある。中央に位置する縄文の広場は、子どもたちの遊び場として親しまれている。

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