上黒岩岩陰遺跡/上黒岩遺跡考古館
久万高原町上黒岩の標高約400mの高地にある、約1万4500年前の縄文草創期から後期にわたる複合遺跡で、国の史跡に指定されている。国道33号線沿いの久万川の対岸、高さ30mの石灰岩が北東面に覆いかぶさるように露出した岩陰にあり、1961年の発見時、縄文時代草創期・早期の人類遺跡として一躍有名となった。長崎県福井洞遺跡と並んで貴重な縄文時代の岩陰遺跡である。日本最古級の土器とされる隆起線文土器や有舌尖頭器、緑泥片岩の扁平な川原石に描いた線刻女人像(石偶)のほか、縄文早期の地層から発掘された28体以上の人骨は保存状態が良く、貝類や動物骨で作った装身具、押型文土器なども出土している。一帯は愛媛県の「文化の里」に指定されており、併設の上黒岩遺跡考古館で出土品を見学できる。
開館時間 | 考古館/10:00~17:00 |
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住所 | 愛媛県久万高原町上黒岩1092 |
お休み | 考古館/毎週月曜、12月1日~3月31日 |
料金 | 有料 |
お問い合わせ | 上黒岩遺跡考古館 0892-56-0369 |
関連ホームページ | http://www.kumakogen.jp/site/education/1666.html |
アクセス | JR「松山駅」からJRバス「上黒岩遺跡前」~徒歩5分 |
※掲載情報は2022年10月6日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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