富岡城跡（熊本県富岡ビジターセンター）

慶長7年（1602年）、天草の領主であった肥前唐津藩の寺沢志摩守広高により築かれた城跡。寛永14年（1637年）の島原・天草一揆の際、一揆軍による攻撃を受け、落城は免れたが、寺沢氏から山崎甲斐守家治へと城主が変わり、大規模な修築や拡張が行われた。その後、天領となった天草を、代官の鈴木重成が治めた。寛文10年（1670年）、富岡藩主戸田忠昌により、城の大部分が破壊された。再び天領となった後、三の丸に代官所が置かれ、天草の行政の中心となった。現在は、本丸跡に多門櫓を模した「熊本県富岡ビジターセンター」が建てられ、櫓や高麗門、曲輪などが復元されている。ビジターセンターでは、天草地域の自然景観や歴史、文化などの魅力ある情報を発信している。

※掲載情報は2020年8月18日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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