東福寺城跡

天喜元年（1053年）、矢上氏の一族である長谷場氏が築いたとされる山城跡。別名は長谷場城。実際の城跡は、北方の摩利支天祠（まりしてんし）のある愛宕山のあたりでないかという説もある。暦応4年（1341年）、肝付兼重らと、島津家5代当主貞久との激しい戦いの末に落城。島津家6代当主氏久（奥州家初代当主）の入城後、鹿児島は島津氏の拠点となった。その後、7代当主元久の時代に、東福寺城から清水城へ拠点を移した。現在は多賀山公園として整備され、公園入口には「肝付兼重奮戦之跡」の碑が建てられている。

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