森陣屋跡・旧久留島氏庭園

瀬戸内海の海賊として有名な村上氏の一族、来島氏（のちに姓を久留島と改めた）が、江戸時代の森藩を治めた際に築いた陣屋跡。藩主の名前から「久留島陣屋」ともいわれる。陣屋跡の西側にある丘陵（末広山）を利用し、8代藩主久留島通嘉が三島宮（現在の末廣神社）再興時に、「藩主御殿庭園」「栖鳳楼庭園」「清水御門御茶屋庭園」の趣の異なる3つの庭園を造った。山の高低差や地形、眺望を最大限に活かして配置し、園路によって繋がれた回遊式の庭園となっている。庭園は、平成24年（2012年）1月に国の名勝に指定されている。周辺は「三島公園」として整備され、神社一帯には、城郭を思わせるような堀や石垣が遺構として残る。

※掲載情報は2020年7月21日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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