直谷城跡

福井川を見下ろす、高さ約50mの懸崖上にある山城。平安末期から江戸初期まで続いた志佐氏一族の居城であったとされ、13世紀半ばに、初代の志佐貞が築城したという説がある（そのほか諸説あり）。壇ノ浦の戦いで入水自殺したはずの安徳天皇が、仮の住まいとしていたという伝説もある。主郭跡には、天守台や建物跡など、当時を偲ばせる遺構が残されている。城の城主と歴史が明らかで、保存状態も極めて良いため、中世山城の遺構として貴重な文化財となっている。県指定史跡。

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