泉福寺洞窟

泉福寺駅から東へ10分ほど歩いた住宅街の真ん中にある、縄文時代草創期から晩期の洞窟遺跡。標高90mの砂岩岩壁に開口する4つの洞穴からなる。1969年春に近隣の中学生が発見し、1986年3月に国の史跡記念物に指定、1996年6月には国の重要文化財に指定された。発掘調査では、旧石器時代から平安時代にかけての遺物が5万点も出土しており、世界最古級土器とされる約1万6000年前の「豆粒文土器」をはじめ、土器や石器約2000点が重要文化財に指定されている。佐世保市博物館島瀬美術センターでは、泉福寺洞窟の模型のほか、これらの出土品を展示しており、縄文時代草創期における土器の変遷をたどることができる。

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