三沢城跡
1305年に三澤氏の居城として、開祖為長が三沢の中心にそびえる標高418.5mの鴫倉山に築いた山城。鴫倉山は、北に斐伊川、西と南に阿井川、東は三沢川に挟まれた急峻な地形を持つ独立山で、奥出雲はもとより、島根半島まで一望することができ、要害山と呼ばれ親しまれている。出雲国の戦国大名尼子氏の支城「尼子十旗」のひとつで、鎌倉から戦国時代まで10代280余年にわたり、三澤氏の居城であったが、毛利氏に屈して安芸に下り、廃城となった。石垣や空堀などの遺構が、毛利と尼子の狭間に生きた戦国武将の栄枯盛衰を今に伝えている。中腹には出雲国風土記に所載される三沢池がある。麓には、三澤氏の菩提寺とされる蔭凉寺がある。島根県指定史跡。
住所 | 島根県奥出雲町河内36 |
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お問い合わせ | 三沢公民館 0854-54-0331 |
関連ホームページ | https://okuizumo.org/jp/guide/detail/192/ |
アクセス | 木次線「出雲三成駅」から車約10分 |
※掲載情報は2020年7月8日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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