村上家住宅

建築当時の様式を今に伝える貴重な合掌造り家屋。五箇山地方の民家の中でも最大規模で、一重4階、切妻造り茅葺、戸口は妻入り、間口は35尺2寸、奥行は67尺5寸。国の重要文化財に指定されている。天正年間の建設と伝えられており、戦国時代の武家造りから書院造り移行する過渡期の様子が示されているなど、古風、古式の遺構が数多く残されている。かつて五箇山の主産業ともいわれた塩硝製造や和紙製造などの民俗資料数千点を展示し、五箇山の生活史を見ることもできる。五箇山民謡「こきりこ踊り」を観ることができる鑑賞会（有料、要予約）もある。庭には、「五箇山絞り」と名付けられた推定樹齢300年のユキツバキ（雪椿）があり、例年4月下旬から5月上旬に見頃を迎える。

※掲載情報は2019年9月8日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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