邑町のサイノカミ（塞の神まつり）

災いから地区を守ると伝わる「塞の神」の石碑の前で、毎年正月にまつりが行われます。石碑は入善地区との境にあり、地元の子どもたちが家々を回って集めた正月飾りを、一年の無病息災を願ってここで燃やします。早朝、小学生の子どもたちが町内を回る際、その中の年長者が男神女神を刻んだ木偶人形を胸元に捧げて先頭に立ち、この木偶人形とともに各家から集めた注連縄や書初めなどを焼きます。塞の神信仰と左義長が結びついたこの行事は、安政5年（1858年）頃始まったとされ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

※掲載情報は2025年12月19日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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