大湊神社

福井の北端、日本海に浮かぶ「雄島」に鎮座する延喜式内の古社。創建は白雉年間（650年～）勤請と伝えられ、事代主神、少彦名神、彦太忍信命、石衝別命など、三保大明神（三尾大明神）を御祭神とする。古くから弓矢の神様、海上守護の神様として信仰されており、源義経公が奥州へ下降する際、一門の武運と海上安全を祈願するため参拝に訪れたと伝わる。大湊神社には、雄島（本宮）の社殿（県指定文化財：本殿・拝殿）と、安島地区内（陸宮/あげのみや）の社殿がある。例年4月の雄島祭（例大祭）のほか、各種祭典や祈祷は主に陸宮の神社で、5月の椿祭りや8月の海上安全豊漁祈願祭は雄島の神社で執り行われている。

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