箱根神社

奈良朝初期の757年、万巻上人が箱根大神（はこねのおおかみ）の御神託により、現在の地に創建したと伝わる。古来、関東総鎮守と尊崇され、開運厄除、心願成就、交通安全に御神徳の高い神様として信仰される。御本殿は朱塗りの権現造りで、境内には、九頭龍神社、曽我神社などの摂末社が祀られている。宝物殿では、同社の1260余年に及ぶ歴史と創建の由来を物語る万巻上人坐像、箱根権現縁起絵巻や浴堂釜など、国指定の重要文化財をはじめとする常設展と、さまざまな特別企画展を開催。御本殿に向かう参道の両側には、老杉の並木がそびえ、幽厳な佇まいを見せ、御本殿背後には、天然記念物ヒメシャラの純林が広がる。眼下に広がる芦ノ湖には、朱の鳥居と霊峰富士も映し出され、素晴らしい自然に抱かれている。

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