志度寺

推古天皇の頃の創建とされる古刹で、本尊は十一面観音菩薩。観音菩薩が降り立つとされる伝説の山「補陀洛山（ふだらくさん）」と号する。脇侍仏の不動明王毘沙門天、絹本着色志度寺縁起図絵六幅、志度寺縁起等付属文化文書九巻が国の重要文化財に、鎌倉時代の運慶の作とされる山門の仁王像が、香川県の重要文化財に指定されている。3万3000平方mの広大な境内には、五層総ひのき造りの5重の塔がそびえ、室町時代の讃岐の守護、細川氏の寄進による曲水式庭園や、海女の玉取り伝説をあらわした無染庭などが配されている。四国八十八カ所霊場第86番札所。

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