宇土城跡
宇土市には、室町時代から安土桃山時代にかけて宇土氏と名和氏が居城とした、現在の西岡台に所在する「中世宇土城跡」(国指定史跡)と、キリシタン大名として知られる小西行長が16世紀末に築いた「近世宇土城跡」(市指定史跡)がある。中世宇土城跡の中心的な曲輪である「千畳敷」では城門や柵などが復元されているほか、発掘調査では、大陸からの輸入品とみられる陶磁器などが出土している。一方、近世宇土城は、関ヶ原の戦いで行長不在の際に加藤清正に攻められ陥落し、江戸時代初期に廃城となった。発掘調査により本丸石垣などが発見され、桐文瓦や慶長13年(1608年)銘の滴水瓦などを含む瓦が大量に出土した。現在は城山公園として整備され、行長の銅像がある。
住所 | 熊本県宇土市神馬町、古城町 |
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お問い合わせ | 宇土市教育委員会事務局文化課 0964-23-0156 |
関連ホームページ | https://www.city.uto.lg.jp/museum/ |
アクセス | 鹿児島本線「宇土駅」からバス「宇土本町1丁目・宇土高校入り口」~徒歩10分 |
※掲載情報は2020年6月16日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
中世宇土城跡(千畳敷)復元城門および木柵 提供:宇土市教育委員会
近世宇土城跡 小西行長銅像 提供:宇土市教育委員会
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