藤村記念館

明治から昭和期にわたり活躍した文豪、島崎藤村の出身地である馬籠宿にある文学館。前身は、昭和22年（1947年）に地元住民の勤労奉仕により建てられた藤村記念堂で、その後、藤村の遺族による5000点もの資料の寄贈により文学館となり、昭和30年（1955年）に「島崎藤村宅跡」として県の史跡に指定された。「嵐」や「夜明け前」などの作品原稿や資料をはじめ、遺愛品、明治大正詩書稀覯本コレクションなど、現在は約6000点を所蔵している。常設展示室には、処女詩集「若菜集」から絶筆「東方の門」までが展示され、終焉の地、神奈川県大磯町の書斎も復元されている。一巡すると藤村の生涯をたどることができる。

※掲載情報は2022年4月26日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

掲載内容についてのお問い合わせ