崎津教会

重厚なゴシック様式の建築で、尖塔の上に十字架が屹立する教会は、大江教会を設計した建築家・鉄川与助によって建てられ、現在の建物は、昭和9年（1934年）フランス人宣教師ハルブ神父と地元信者の協力で再建された。「海の天主堂」とも呼ばれ、小さな漁村の中に佇む洋風建築はひときわ目を引き、不思議な景観を生み出している。内部は珍しい畳敷きになっており、かつて厳しい絵踏みが行われた場所に祭壇がある。幕府の激しい弾圧の中で、250年間にわたって信仰を守りつづけた「潜伏キリシタン」の歴史を象徴している。2018年に世界遺産登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつ。※崎津の「崎」は正しくは山偏に立に可。

※掲載情報は2024年4月2日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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