薩摩藩英国留学生記念館

元治2年（1865年）4月、洋行が禁止されている幕末に、若き薩摩藩士19人が命がけで英国への留学に及んだ歴史を紹介する記念館。南九州で焼かれた火山灰煉瓦の壁に、白漆喰の和瓦葺きの外観は、当時の薩摩の洋館を再現するもの。館内には、近代日本への発展に大きく関わった、当時の留学生らが学んだ西洋の技術などの資料を展示している。薩摩藩の英国留学生らが決死の思いで密航に臨んだ羽島は、「黎明の地」として語り継がれており、平成元年（1989年）からは、毎年4月に地元住民が中心となって「黎明祭」を開催し、その偉業を偲び、顕彰している。

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