本證寺

鎌倉時代後期、慶円上人（きょうえんしょうにん）が創建した真宗大谷派の寺院。永禄6～7年（1563～1564年）の「三河一向一揆」では、一揆勢の拠点のひとつとなり、徳川家康と敵対した。家康に鎮圧された後は破却されるが、後に再興し、江戸時代には200余の末寺を持つ大寺となった。内堀と外堀の二重の堀と土塁を廻らせた構造は、城郭のごとく防備を強化した伽藍配置となっており、「城郭伽藍」、「城郭寺院」とも称される。多くの遺構が良好な状態で現存し、本堂は県の文化財に指定、鐘楼、鼓楼、経蔵、裏門は市の文化財に指定され、国指定重要文化財の聖徳太子絵伝などの寺宝も所蔵する。

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