遺跡庭園「縄文の村」／多摩ニュータウンNo.57遺跡

多摩ニュータウンNo.57遺跡（都指定史跡）は、多摩丘陵に点在する約1000か所にも及ぶ縄文時代前期・中期を中心とする集落遺跡のひとつで、1970年に行われた発掘調査により、敷石住居3軒を含む竪穴住居跡10軒が発見された。現在は盛土による保存で、東京都立埋蔵文化財調査センターに隣接する遺跡庭園「縄文の村」として整備され、3棟の復元住居が設置されている。復元住居の周囲には、当時の多摩丘陵に生育していたと考えられるクヌギ、コナラ、トチノキなど約60種類の樹木が植栽され、縄文時代の森の雰囲気を味わえる。年間を通して200種類の植物や野鳥観察ができ、市民の憩いの場としても親しまれている。

※掲載情報は2022年10月12日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

掲載内容についてのお問い合わせ