三滝城跡

標高642mの三滝山山頂にある中世の山城。室町時代中期以降、西園寺氏の有力武将の一人、北之川殿（紀氏）の居城として築かれた。紀親安の代、天正年間の半ば（1573～1592年）になると、長宗我部元親の侵入を受けて落城し、廃城となった。現在、城跡には親安をまつる三滝神社がある。三滝山は、北を除く三方は切り立った断崖となっており、山頂には、主郭を中心に、階段状に西方へ9か所、東方へは7か所の曲輪が連なるほか、井戸跡、堀切などの遺構が発見されている。県指定史跡。

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