甘崎城跡

大三島の沖合に浮かぶ島全体が城郭となった、県指定史跡の海城。水軍の城としては日本最古の城と言い伝えられ、航路上の小島を拠点とする海賊衆の海城の典型と言われている。戦国時代末期には、来島村上氏の重臣である村上吉継の居城となった。現在は、島の上にかつての威容はないが、干潮になると海底から石垣遺構が姿を見せ、往時を偲ぶことができる。春秋の年数回ある大潮時には、対岸と砂州で繋がる「海割れ現象」が起こり、沖合約160mの城跡まで歩いて渡れるチャンスがある。

※掲載情報は2020年6月17日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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