

細密工芸に見る生き物たち
日本の美術工芸品には、古来よりさまざまな生き物たちが描かれています。人々の身近な存在であった虫や動物たちは、その姿かたち、生態や名称からさまざまな意味が重ねられ、季節や暦、吉祥などを表す意匠に用いられてきました。江戸時代の中期以降、写実的な表現が取り入れられるようになると、より精緻に作り込まれたものが出てきます。生き物たちの持つ質感が再現され、今にも動き出さんばかりの躍動感や緊張感が表現された作品は、単に意匠であったはずの虫や魚、動物たちが、あたかもその中で生を謳歌しているかのようにさえ見えてきます。同展覧会では、清水三年坂美術館が所蔵する幕末・明治期の刀装具や印籠、花瓶や香炉といった調度品が紹介され、さまざまな素材と技法で多彩に表現された生き物たちの姿を楽しむことができます。
開催日時 |
2022年6月18日~9月11日
10:00~17:00(入館は16:30まで) ※休館日は毎週月火曜(祝日は開館) |
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開催場所 | 京都市 清水三年坂美術館 |
料金 | 一般800円、中高大生500円、小学生300円 |
お問い合わせ | 清水三年坂美術館 075-532-4270 |
関連ホームページ | https://sannenzaka-museum.co.jp/ |
アクセス | JR「京都駅」から206系統の市バス「清水道」~徒歩7分 |
※掲載情報は2022年6月25日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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