ヘトマト

古来より下崎山町に伝わる奇祭で、1月第3日曜の午後、白浜神社境内で、子どもや青年による「宮相撲」が奉納されます。御幣を奉持した山内氏を先頭に、町の総代役員が鉦を打ち鳴らして町内を巡り、15時頃に御幣が白浜に到着すると、着飾った新婦2人が酒樽に乗り、「羽根つき」を行います。次に、「ヘグラ」と呼ばれるススを身体に塗り付けた若者らにより、わら玉を激しく奪い合う「玉蹴り」が行われ、豊作と大漁を占う「綱引き」へと続きます。最後に「大草履」が山城神社へ奉納される途中、未婚の女性を次々と捕えては、その上に乗せ、何度も胴上げを行います。いろいろな行事が連続して繰り広げられ、一帯は熱気と興奮に包まれます。国指定重要無形民俗文化財。

※掲載情報は2024年12月6日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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