川瀬巴水　旅と郷愁の風景

大正から昭和にかけて活躍した木版画家、川瀬巴水（1883～1957年）の特別展が、大阪歴史博物館で開催されます。巴水は、「新版画」を推進した版元の渡邊庄三郎に支えられ、伝統技術を継承しながらも新たな色彩や表現に挑み続け、「新版画」を牽引する存在として人気を博しました。庶民の生活が息づく日本の四季折々の風景を描いた「旅情詩人」とも称される巴水の木版画は、安らぎをもたらす作品として、今なお多くの人に愛されています。同展覧会では、初期から晩年までの代表作に加え、まとめて見る機会が少ない連作など約150点が一堂に公開され、巴水が表現した詩情豊かな木版画の世界が堪能できます。大阪での大規模な個展は10年ぶりとなる貴重な機会です。

※掲載情報は2024年8月6日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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