没後50年 木村伊兵衛 写真に生きる

日本の写真史に大きな足跡を残した写真家、木村伊兵衛（1901～1974年）の没後50年にあたり、その活動を紹介する回顧展が東京都写真美術館で開催されます。木村は、1920年代に実用化が始まったばかりの小型カメラを駆使し、文芸諸家のポートレートや東京下町の日常を切り取ったスナップショットで名声を確立しました。1933年に開催された「ライカによる文芸家肖像写真展」では、革新的なカメラワークにより“ライカの名手”としての名を轟かせ、その後も多彩な被写体を捉えた数多くの傑作を残しました。同回顧展では、最近発見されたニコンサロンでの生前最後の個展「中国の旅」（1972～1973年）の展示プリントが特別公開され、戦前・戦後を通して活動した木村の仕事の全貌を展観できるまたとない機会です。

※掲載情報は2024年4月2日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

掲載内容についてのお問い合わせ