聖護院

増誉大僧正が白川上皇の熊野詣に先達を努めた功績により、寛治4年（1090年）上皇より聖護院を賜り、山伏の総本山とされたのが始まり。以後4回火災に遭い、現在の建物は延宝4年（1676年）に建てられた伽藍である。天明8年（1788年）と安政元年（1854年）の二度の御所炎上の際、仮皇居に用いられたことから昭和11年（1936年）に「聖護院仮皇居」として国の史跡に指定された。仮皇居時代の上段の間、一夜にして立てられたと伝えられる「一夜作りの御学問所」、150面を越える狩野派の襖絵等が現存する。御所の女院を移建したといわれる書院、本尊不動明王等は重要文化財指定。

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