萬福寺

もとは安福寺と号し、現在の中須町浜崎にあったと伝わる。応安7年（1374年）、七尾城11代城主益田兼見により、現在地に移転改築され、萬福寺と改称、益田家の香華院（菩提寺）と定められた。境内には、鎌倉時代の建築様式を残す本堂（国重要文化財）や、雪舟作の庭園（国史跡・名勝）がある。緩やかな築山に、渦巻き状に広がる石組が配され、水墨画を思わせる石庭である。「二河白道図」（国重要文化財）や、県指定有形文化財の襖絵や仏像、市指定有形文化財の仏像など、多数の寺宝がある。

※掲載情報は2019年9月10日現在のものです。内容が変更になる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

掲載内容についてのお問い合わせ